鍛冶屋「吉光」は、日本古来の「たたら製鉄法」で鉄を一から作る鍛冶屋です。
「吉光」は、有明海沿岸で砂鉄を集め、釜で溶かし、炭や藁を使い独特の製法で作られる希少な「玉鋼」つくりに挑戦しています。

この「たたら」に挑む鍛冶屋「吉光」の鍛冶職人は、鍛冶屋にちなんだ名前がずらり・・・・・。
90代を筆頭に、年齢を合計すると380歳台の吉田5兄弟でした。

吉田5兄弟
鍛冶屋 9代目:将仁

この日本刀と同じ「玉鋼」を使用した「吉光」の刃は、卓越した鋭い切れ味と、ねばり強く、しなやかな刃先を兼ね備えた逸品としても知られています。

たたら製鉄の歴史と知識

「たたら」とは

「たたら」の語源は「もっと加熱する」という意味の古代朝鮮語やインドの「タータラ(熱)」にあるといわれています。「たたら製鉄」は、インドの製鉄法が、朝鮮半島から日本へ伝播されたことは間違いがないようです。

たたら製鉄で鉄ができるしくみ

「たたら製鉄」は、鉄材料となる酸化鉄に砂鉄を使い、木炭や藁の燃焼熱によって還元し、鉄を作る製鉄法です。
細かい砂鉄を原料とするため短い時間で還元が進み、また近現代製鉄にくらべて低温で加熱するために不純物の混入が少ないため、非常に純度の高い鉄を取り出すことができます。

赤土でつくった炉に、原料の砂鉄と還元のための木炭を入れて、風を送り、鉄を取り出す古来の鉄を作ります。1回の作業は、3昼夜、約70時間にもおよび、炉の壁が侵食されて薄くなり、耐えられなくなったところで終了します。
炉の底にできた鉄の塊は、砕いて木炭を取り除いた後、品質や大きさで数種類の等級の「ズク(銑)」や「ケラ(鉧)」などに分けられます。

硬いズクは、さらに不純物を絞り出し、炭素量を調整して、生活に必要な道具の材料となります。
「ケラ」の中でも不純物の少ない良質な鋼「玉鋼」は日本刀の材料に使用されます。

玉鋼の特徴

たたら製鉄法により製造された玉鋼は、鋼質が純粋なので、
  1・鍛接しやすい
  2・熱処理により、硬く、曲がらず、粘りが強い
  3・研磨しやすいので、良い刃物ができる
  4・焼き境が明瞭に出るので、きれいな刃文がつく
などの特徴をもちます。

玉鋼は炭素量1~1.5%の鋼で、刃物に最も適する化学組成です。
刃物の代表である日本刀は、この玉鋼の性質を利用した最高の傑作です。
日本刀のような切れ味、吉光の包丁は、日本古来の「鉄つくり」から始めます。

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